飛蚊症について

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皆さんは日常生活を送っているとき、糸くずや虫のような形のものがふわふわと浮かんで見えたりした経験はありませんか？
それは「飛蚊症(ひぶんしょう)」と呼ばれるもので、基本的には誰でもなり得る生理現象です。
しかし、飛蚊症の状態によっては、大きな眼の病気につながるものもあるんです。

そこで今回は、飛蚊症について解説します。
自分の眼の状態を知るきっかけにもなりますので、この機会にチェックしてみてください。

生理的飛蚊症と病的飛蚊症

眼球は、硝子体というゲル状の物質で構成されています。
この中でシワができるなどして、その部分が濁って影ができることにより、糸くずや虫のように見えています。これは生理的飛蚊症とされ、この状態では特に治療の必要はありません。

飛蚊症自体が眼球の中で何かが起きているというサインとなりますので、場合によっては重大な病気を知る手がかりにもなります。
生理的飛蚊症は視界に大きく影響はありませんが、病的飛蚊症は視界にも大きな影響が出ることが多いです。黒い影が視界の大半を占めている、急に影の数が増え始め、それが日に日に増えている、といった症状がある場合は、すぐに眼科に行って診察を受けることをおすすめします。

病的飛蚊症で考えられる病気として代表的なのが、網膜剥離があります。
加齢とともに引き起こされる可能性があり、万が一失明にもつながってしまう病気なので、少しでも気になったら眼科へ行き、相談してみましょう。

飛蚊症の対策

飛蚊症の原因としては、主に老化や細胞の酸化といった眼へのダメージが挙げられます。
これらを抑えるために、栄養バランスがしっかり取れた食事を取ることは前提ですが、生活スタイルによってはなかなか難しい場合も。
飛蚊症を対策するという点では、抗酸化作用のある食べ物を摂取することがおすすめです。

抗酸化作用のある食べ物で代表的なのは、ビタミンCが多く含まれるレモンやオレンジ。
他にも一般的に目にいい食べ物とされているブルーベリーも飛蚊症対策に効果が期待できます。
果物や野菜でビタミンが多く含まれるものは、眼だけではなく健康にも良いため、積極的に取り込むようにしましょう。

眼の疲労を和らげるアントシアニン、紫外線から眼を守るルテイン、眼の潤いを保つヒアルロン酸、抗酸化作用を持つビタミンC。
これらが含まれるものを積極的に取り入れてみてください。
同様の成分が含まれたサプリメントを摂取するのも効果的です。

他にも、紫外線で眼を傷めてしまうこともあるため、サングラスやブルーライトカットメガネを着けて眼を守ったり、疲れ目にならないように眼を酷使しない、といった眼を労ることも飛蚊症対策、ひいては眼の健康に役立ちます。

まとめ

今回は飛蚊症について解説しました。
基本的には生理的な現象なので、大きく心配する必要はないものの、症状によっては失明にもつながる重大な病気を知らせるサインでもあります。
眼は生活する上で大切なものの一つですので、少しでも気になったらすぐに眼科に相談・診察を心がけてください。

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