こんにちは、オバラメガネステイ店です。
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今日はメガネに関する豆知識をご紹介します。
さて、タイトルにあります「アッベ数」。まったく耳慣れない言葉ですよね。
ちょっとむずかしいですが、レンズにまつわる大事な数字……よろしかったら少しお付き合いください。
太陽の光は、色々な光の混合であることはよく知られていますが、このような光がレンズ内を通過すると、図1のように光がスペクトル(波長順に赤から青まで)に分かれます。これを「光の分散」といい、レンズに「色収差」という問題を引き起こします。
アッベ数とはこの光の分散の程度を示す値で、アッベ数が小さいほど色収差が大きく、アッベ数が大きいほど色収差は低減されます。色収差が発生すると、図2のように見るもののフチに色がついてにじんで見えます。
アッベ数を語る上で、屈折率も話題に上がります。
屈折率は、光が持つ物質の中を通った際に境界の部分で屈折する性質において、どの程度屈折するのかを表した数値です。
屈折率は素材によって決まっていますが、同じ素材でも素材そのものの厚さで異なります。素材が厚い方が光が通る際に大きく屈折します。
度数が強めのメガネレンズが分厚くなるのは、屈折率も影響しているためです。
分厚いメガネは眼も小さく見えてしまって、見た目が気になってしまいますよね。
しかし、元々屈折率が高い素材を使えば、レンズはある程度薄くすることができるため、レンズが分厚い=度数が強めというわけでもないのです。
しかし、せっかく薄くて屈折率の高いレンズが用意できても、視力と合わなかったりにじんでしまうと使いにくいですよね。ここでアッベ数が関わってきます。
メガネを選ぶ際は、屈折率だけでなくアッベ数も考慮して、快適なメガネを選びましょう。
大体のメガネ選びの際は、アッベ数は40以上を基準にして選んでいくと良いです。
ちなみにメガネレンズは薄型になればなるほどアッベ数が少なく、特に遠視用のレンズは色のにじみが出やすくなりますから、検査やレンズ選びを念入りにしたいところです。
オバラメガネ当店では、アッベ数のような光学的に専門的な分野も考慮して皆さまに最適なレンズをおすすめしています。
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